以前デスクのDIYで使った、iPadの3Dモデリングアプリ。
Apple Pencilでの直感的な操作と、丁寧なチュートリアルが魅力。
3Dモデリングなので簡単にできるとは言えませんが、設計したものを様々な角度から確認できる。
無料版でも十分な機能なので、試してみる価値ありです。
ちなみに、有料版は年額25800円…
オブジェクトに色がつけられたり、CADファイルのインポートができたりしますが、個人で利用する分には必要ないと思います。
3Dモデリングアプリ「shapr3D」
高度な3Dモデリングにも使用できるアプリだと思うのですが、そこまでの知識は僕にはないので、今回はデスクDIYの設計に使用した操作を紹介していきます。
視点変更や拡大縮小は指での操作。
オブジェクト(DIYで言えば木材)の生成と変形はApple Pencilで操作。
なので、Apple Pencilに対応したiPadでしか使えません。
使用するにはアドレス登録が必要になってきますが、この段階では無料なので心配しなくて大丈夫です。
「shapr3D」の操作方法。
今回はデスク天板に使う、一枚の板を作るまでの工程を紹介していきます。
完成サイズは、幅1960mm奥行き980mm高さ18mm。
そして、床から700mmの高さに天板を持っていくところまで。
イメージとしては平面図を上に押し上げて高さをつけていく感じです。
天板の平面図を作る。
まず幅1980mm奥行き980mmの長方形の平面図を書いていきます。
左側に並んでいるアイコンの中から「スケッチ」→「長方形」を選択します。
Apple Pencilで長方形の対角線を書くイメージで広げていきます。
後で調整するので、長方形は寸法ぴったりでなくて大丈夫です。
長方形ができたら、長さを調整していきます。
辺の数字をタップすると長さを変更できるので、寸法を入力していきます。
奥行きは980mm。
同様に幅も1960mmに変更します。
これで天板の平面図が完成。
次の工程で高さ(厚さ)を出して立体にしていきます。
平面図を立体に。
それでは立体にしていきます。
左アイコンの「ツール」を選択。そして「押し出し」を選び長方形を選択。(選択した面は濃い青に変わります)
選択したら「次へ」を押す。
すると平面から押し出された立体が現れます。
高さが500mmになっているので板というより箱のよう。
これを薄くするため「長さ」を調整していきます。
左上の「500」という数字をタップして18mmに変更します。
入力したら「完了」をタップ。
これで高さが18mmの天板が完成しました。
移動。
次に天板を床から700mmの高さまで移動させていきます。
「変形」アイコンをタップ。「移動/回転/スケール」を選択。
天板をApple Pencilでダブルタップして全体を選択します。
すると様々な方向の矢印が現れるので、上に向かって伸びる「青い矢印」を上方向へドラッグしていきます。
ある程度移動させたら、数字部分をタップし「700」と入力。
「完了」を押せば終了。
これで、幅1960mm奥行き980mm高さが18mmの天板を床から700mm浮かすことができました。
これを繰り返して完成。
材料になる木材を3Dモデルで作り、移動させながら完成形を目指していきます。
今回紹介した操作以外にも「複製」や「回転」を使って効率良く。
完成させるのは、なかなか時間がかかりました…
ここまでして3Dモデルを作る必要はあるのかは、疑問ですが。笑
部屋の間取りも平面図で作ってしまえば、押し出すことで壁も作ることができる。
こんな感じ。(窓、扉は切り抜いています)
DIYしようと思っているものが、どのくらいのサイズなのかが分かるので助かりました。
iPadで使える3Dモデリングアプリ
はじめにあるチュートリアルで実際に操作しながら使い方を覚えられますし、選択しているツールの使い方は下の「再生マーク」を押せば動画で説明してくれる。
決して簡単とは言えませんが、iPadで3Dモデリングをするには最適なアプリではないかと思います。
3Dモデリングに挑戦して見たい人は、ぜひインストールしてみて下さい。