ブログの写真を撮るとき、被写体がしっかりと整列しているかどうかで印象が変わってきます。
全ての被写体を綺麗に並べ、ロゴを上にして揃える。簡単に見えますが意外と大変な作業なんです。
例えばこの記事のアイキャッチ。全てのロゴを真上にしたかったのですが、真ん中のリップクリームと一番左のペンがうまく上を向いてくれず、諦めてしまいました。
次こそ綺麗に並べたいと、調べて見つけたのが『ひっつき虫』。レトロなパッケージとは裏腹に、物撮りの救世主になってくれるアイテムでした。
ソフト粘着剤『ひっつき虫』
物撮りの時困るのが、被写体の固定。
特に転がりやすい被写体はかなり神経を使います。ロゴが上を向いて欲しいのに手を離すとすぐに転がる。
ここで時間を取りたくないのに、なかなかうまくいかないものです。
その手間を一気に解決してくれるのが『ひっつき虫』
壁に穴を開けずに貼り付けたり、インテリア小物を固定してくれるアイテムなのですが、これを物撮りに使ってしまおうと考えました。
このレトロなパッケージを開けると中からシート状のモノが。
ちぎってみると粘土のようなテクスチャで少しペタペタする感じ。ガムとは違い、一度着いても簡単に剥がすことができ、何度も使えます。
被写体を固定してみる。
少し手に取り被写体につけると、当たり前ですが思い通りの向きで固定してくれる。
両面テープと違うのは、被写体の形状にフィットしてくれるので安定感があること。
被写体の数が増えると「ひっつき虫」の恩恵をさらに感じられます。というのも、ひとつ目をやっと固定できたと思っても、他の被写体を置く時に高確率でもともとの被写体がズレる。
それを直そうとすればまた他の被写体がズレるという負のループに陥って撮影どころではなくなってしまうのです。
「ひっつき虫」は粘度があるので微調整もしやすく、被写体の多い物撮りシーンでの快適さは段違いです。
物撮りには十分な接着力。
どのくらいの接着力があるのか、ちょっと気になったので実験を。
先ほど並べて貼り付けたペンとリップクリームを立ててみます。背面一箇所にコーヒー豆ほどの「ひっつき虫」をつけただけでもしっかりと貼り付いている。
あまりにも重いモノは無理ですが、大きいだけであれば何箇所か分けて貼り付ければくっついてくれそうです。
次はちょっと意地悪な状況を。少し奥に倒した状態で固定できるか。
リップクリームぐらいの長さなら大丈夫そう。
レンズキャップもいける。
使う量が増えるので、カメラから見えないよう付ける位置は気をつける必要があります。
こんな風にして小物を固定するシーンがあるかは分かりませんが、接着力は十分そうですね。
頼れる、物撮りアイテム。
やっぱり納得のいく写真が撮れるのは嬉しいもの。
ロゴの向きや並べる位置など、今までは諦めてしまっていたこともありましたが『ひっつき虫』のおかげで、これからは妥協なく物撮りをすることができそうです。
【次の記事】物撮りは光から。
物撮りに大事なのは『光』。夜に撮影することが多い僕は、LED照明は必須。
思い通りに撮影するには光から。