最近お茶を飲むようになったのですが、コーヒーと同じ要領で沸騰したお湯で淹れてみると、なんだかすごく渋くなってしまいました。
その原因はお湯の温度。お茶はお湯の温度が高ければ渋みが、低ければ旨みがそれぞれ引き立つそう。
僕が飲んでいる煎茶は70℃から80℃が適温らしいのですが、コンロで沸かしたお湯から温度を調節するのはかなり面倒。
そこで電子ケトルを購入することに。シンプルな見た目と1℃単位で温度調節ができる機能、コーヒーのドリップにも向いた細い注ぎ口。
僕は『山善』の電気ケトルを選びました。
『山善-電気ケトル』
本体はサラッとした手触りでマットな質感。その質感と持ち手から台座まで全てがブラックに統一され、家電っぽさを少しだけ抑えてくれます。
僕は自分の部屋でコーヒーやお茶を淹れたかったので、部屋に馴染んでくれる質感とデザインはすごく気に入りました。
ケトルを外すとこんな感じ。
シルエットは少し縦長でスッキリした見た目ですが、その容量は0.8Lと休日に1人でコーヒーを飲むのには十分。朝に水を入れて部屋に持っていけば一日持ってくれます。
注ぎ口はドリップケトルでよく見る細口タイプ。
普段からコーヒーを入れている人ならわかると思うのですが、注ぎ口が細いとお湯を一定の量で注げて便利。
これから紹介する「温度調節機能」と合わせて自分好みの味わいへと変えてくれます。
少し気になったのは蓋部分。ここはパッキンではなく、蓋と本体との噛み合わせでしっかりとハマっているので外すのは慎重に。保温状態だと本体も熱くなっているので、くれぐれも気をつけてください。
欲しかったのは「温度調節」
コーヒーではそんなに気にならなかったのですが、煎茶を沸騰したお湯で淹れると渋さが強くでてしまいました。
コーヒーは苦味と酸味。お茶は渋みと旨み。この味わいがお湯の温度で変わってきます。
山善の電気ケトルの台座にはタッチパネルが付いていて、温度調整ができるようになっています。60℃から一度単位で温度調整可能。
今までは沸騰したお湯でしか淹れてなかったコーヒーも少し温度を下げて淹れると、確かにいつもより苦味が抑えられているように感じました。
煎茶を淹れるときは温度を70℃に設定。これで渋みが少なく旨みを引き出したお茶を飲むことができるようになりました。
シーンに合わせて、味わいを変える。
朝起きたら目覚ましに高温のお湯で淹れた苦味の効いたコーヒーをのみ、夜は旨みを感じる低温で煎茶を入れてリラックスした時間を過ごす。
一息つきたいとき、スイッチを押すだけで好みの温度に設定してくれる電子ケトル。シーンに合わせて、味わいの変化を楽しんでみて下さい。
【関連】お茶を始めるなら、ミニマルな急須を。
お茶を淹れたくなる『透明急須』。ミニマル好きにはたまらないプロダクトです。