最近、「これは買わなきゃいけないモノだ」と直感的に分かるようになってきました。
ブログでモノを紹介してきたこともあってか、どこに惹かれているのかが、解像度高くイメージできるように。
今回紹介する『ASAHI DECK M013』もそのひとつ。見た瞬間に買うことが決まっていました。
シンプルですが、こだわりが見える大人の上履きの紹介です。
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『ASAHI DECK SLIP-ON M013』
福岡県久留米市で120年以上も靴を作り続けてきた「アサヒシューズ」
老舗ブランドともいえる「アサヒシューズ」ですが、上履きのイメージが強く「おしゃれ」という言葉に結びつくことがありませんでした。
しかし、今回購入した『ASAHI DECK M013』には洗練された独特な雰囲気があり、今までの「アサヒシューズ」の印象がガラッと変わりました。
聞けば、2017年に立ち上げられたブランド「ASAHI」は、セレクトショップに卸すために作られたそう。
そのスタイリッシュなデザインと、そこに詰め込まれたこだわりに、僕は惚れてしまいました。
スタイリッシュなデザイン。
細身のシルエットとモノトーンの配色が、スタイリッシュな印象の『ASAHI DECK M013』。
爪先にかけて、だんだんと細くなっていくラインは、まるでドレスシューズのようなフォルム。
アッパーを包み込むように接着されたソールに「上履き」っぽさを感じます。
キャンバス地なのでジャブジャブと水洗いできて、いつでも真白なまま履けるのも上履きのメリット。
そのキャンバス地のカジュアルな素材感と、ドレッシーな形のバランスが絶妙です。
こだわりの詰まったミニマルさ。
「ASAHI DECK」の特徴、アッパーにかかるように接着されたソール。これは「バルカナイズ製法」という方法で接着されています。
ASAHIシューズの十八番である「バルカナイズ製法」。この製法で作れる工場は、日本でも数えるほどしか無いそうです。
その理由は、作業工程が多いことと、熟練された職人の手作業で行うため。
この製法で作られたスニーカーのソールは弾性があり、ひび割れを起こしにくいため、耐久性が高くなります。
足を優しく包み込むようなフィット感も、バルカナイズ製法の特徴。
職人の技術をもって実現できるクオリティ。
そして靴底。ツルッとしているように見えますが、よく見ると波型の切り込みが入っています。
デッキシューズに見られるこの靴底は、濡れた地面でも滑りにくくするための仕様。
ミニマルなデザインの中にもこだわりが詰まったスニーカーです。
“上履き”っぽく履く。
取り憑かれたように、白ソックスを毎日履いている僕。
それに合わせて、上履きっぽく履きたい。
「ASAHI DECK」のドレッシーな雰囲気で、ダサくなってしまうギリギリのラインを攻めてくれます。むしろちょっとダサいぐらいが僕は好きかな。
コーディネートの「はずし」としての存在感があり、ヘビロテ確定のスニーカー。
もちろん、シューズから見えない、フットカバーで合わせてベーシックに履いても良い。
少しゆとりのあるサイズ感。
サイズ感はスリッポンのためか、少しゆとりがある感じ。
ただ、幅は狭いので普段のサイズより0.5センチダウンぐらいが妥当かもしれません。
僕は足幅が細いこともあって、普段のサイズから1.0センチダウンした26.5センチがジャストフィットでした。
ミニマルな中に感じる思考。
僕は、ミニマルなモノに惹かれます。
それは、ただシンプルなだけではない洗練された「思考を感じるデザイン」によるものだと思います。
『ASAHI DECK M013』の細身でスタイリッシュなフォルム。それと、職人のこだわりが見えるところ。
ASAHIシューズの歴史があってのデザインは、古くさくならない長く付き合っていける最高のシューズです。
「ASAHI」シリーズの購入方法。
「ASAHI」シリーズは大量生産が難しく、基本的に取り寄せ対応になるとのこと。
僕は、たまたまぴったりのサイズが店頭にあったので購入できましたが、公式ページに掲載されている取扱店舗に問い合わせてみるのが一番良さそうです。
▽取扱店はこちらから。
【次の記事】スニーカーのクリーニング。
ガシガシ洗えるキャンバススニーカーは「JASON MARKK(ジェイソンマーク)」でクリーニング。
いつも綺麗なスニーカーで出かけたいものです。