音声配信を始めるにあたって、形から入りたい僕はまずマイク探しから。
今回のマイクに求めた条件は、iPadでも収録ができること。
そのため、オーディオインターフェイスを必要としないUSB接続可能なモデルであることが絶対条件。
あとはやっぱりモチベーションの上がる見た目も重要。今回はその僕の条件をクリアしたダイナミックマイク『SHURE MV7』を紹介していきます。
▽音声配信もあります!長くなってしまったので目次から好きなところだけ聞いてみてください。
- 0:44 MV7を選んだ理由1
- 3:51 MV7を選んだ理由2
- 5:28 MV7のデザインと付属品
- 9:48 MV7とiPad内蔵マイク比較
- 12:52 MV7本体からの設定方法
- 15:46 デスクトップアプリでの設定による音の変化
CONTENTS
ダイナミックマイク『SHURE MV7 PODCAST MICROPHONE』
マイクの種類は「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」に分かれます。
▽この2つの違いについてはこちらの記事で。
今回僕が選んだのは環境音を拾いにくいダイナミックマイク『SHURE MV7』。
ということで、早速開封していきます。
- MV7本体
- MicroB to USB-Aケーブル(3m)
- MicroB to USB-Cケーブル(3m)
- 変換ネジ
同梱物はこの4つ。
手にしてみるとその重厚感にテンションが上がる。とはいえ重量は550gと一般的なマイクアームでも設置可能な範囲。
MV7には物理ボタンは無く、タッチパネルで操作する仕様になっています。購入前は先進的でいいなと思っていたポイントでしたが、実際に操作してみるとそこまで精度がいいわけではなさそう。
裏面を見てみると接続系のポートが3つ。MicroUSBとXLR、そしてモニター用のイヤホンジャックポートも備えています。
USBケーブルで接続可能な外部マイク。
デザインも魅力のひとつですが、PCやiPadにケーブル一本で接続できるのが何よりも重要でした。
オーディオインターフェイス不要でiPadと繋ぐだけで収録が始められます。ただし、iPad ProのType-Cポートはサポート外のためType-Cハブを経由して接続する必要がありました。
XLR出力も可能なので、配信に慣れてきたら本格的にオーディオインターフェイスを介した収録もしてみようかなと思ったりしています。
PCアプリは細かく調整可能。
そしてPCに、USB接続する際の音質調整は専用アプリ「SHUREPLUS MOTIV DESKTOP」から。
▽15:46からPCアプリでの設定による音の変化を紹介しています。
大きく分けて「オートレベル」と「マニュアル」の二つ。
オートレベルは、基本設定のみを自分で決めあとはマイク本体に任せるモード。ここで設定できるのはマイクとの距離と音質(トーン)を3種類から。マイクとの距離が近ければ「ニア」遠ければ「ファー」という感じ。
マニュアルはもう少し細かく設定可能。
例えばマイクゲインやモニターミックスをアプリ上で設定できたり、EQ(イコライザー)とコンプレッサーは共に4種類から選べます。
iPadでの接続は制限あり。
USB接続ができるためiPadなどのモバイル機器の外部マイクとしても使えますが、その設定はMV7本体のタッチパネルから操作できる項目のみになります。
本体で設定できるのは、
- マイクゲイン
- モニター音量
- モニターミックス
- マイクミュート
- 設定のロック
です。
PCアプリのようにイコライザーなどの設定をしたい場合は、Apple純正の音楽アプリ「GarageBand」などアプリ側の設定に依存することになります。
僕は収録に動画編集アプリ「Luma Fusion」のナレーション機能を使っているのですが、収録を始めるとマイクゲインがアプリ側で強制的に決められてしまうので、本体側で設定した音量をロックできるのは助かりました。
配信のモチベーションにテンションの上がるマイクを。
自分の声を聞くのがむず痒く音声配信を公開するのにためらってしまうこともありましたが、このマイクを選んだおかげで後戻りすることが出来ずなんとか音声配信を始めることができました。
ダイナミックマイクのノイズを拾いずらい特性と、モチベーションの上がるデザイン。この(高い)マイクのおかげで、配信を続けていけそうです。
【関連】音声配信『imDRESSionsの音。』
このマイクで始めた音声配信『imDRESSionsの音。』で、SHURE MV7の音質を聞いてみてください。