ブログの執筆も、動画制作も、実際に手を動かす前には当然ながらアイデアを出す時間が必要になってきます。ただこのアイデアの素になる”思考”は厄介なことにすごく不安定で僕と同じ方向を向いてくれることは少ない。
浮かんでは消え、浮かんでは消え。
ひとつの目的に向かって考えているだけでは纏まらず、別視点と思っていたアイデアが急につながってくることも。
そんな、ただでさえ不安定で様々に散らばる”思考”を、同じ姿勢のまま捕まえてひとつのコンテンツに纏めようと思うのがそもそも無謀だったと気づきました。
思考も身体も柔らかく。
ブログを書いたり、動画編集をしたり、漫画を読んだり、食事をしたり、電子工作をしたり。デスク上ですることは本当に多い。ここ一年使ってきた電動昇降デスク『Flexi Spot』は、それぞれのシーンで柔軟にデスクの高さを変えれる今では手放せないモノとなっています。
当初は体の負担を軽減してくれるデスクワーカー用のアイテムだと思っていましたが、1年間使ってみてこのデスクは身体だけではなく思考も柔らかくしてくれるクリエイターにこそ必要なデスクだと実感しています。前回の記事『お気に入りの天板をそのままスタンディングデスクに。』では少しプロダクト寄りのお話をしましたが、今回送っていただいた『Flexi Spot E8』は、使用感をメインに紹介をしていこうと思います。
姿勢を固めず、思考を柔らかく。
「パパってずっと立ってるよね。」妻にそう言われるほど、作業部屋では立ったまま。椅子に座ってPCを開いているよりも、体を動かしている時にアイデアが出てくるのは、立っているからというより、アイデアを出さなきゃというプレッシャーから解放されるからだと僕は思っています。
『Flexi Spot E8』を使って感じている1番のメリットはここで、60~125cmの範囲でデスク天板の高さを調節できるため、立った状態での作業が快適になる。そして思考が固まってしまいがちな「椅子に座る」というスイッチを回避することができます。
177cmの僕が使うには十分すぎる昇降範囲で、少し低めに設定して天板に手をついて考えたり、高めに設定して肘をついてボーッとしてみたり。天板に設置したリモコンで細かく高さ調整が可能。
そして、このリモコンにはよく使う高さを4つ記憶させることができる「メモリー機能」がついているので、上下ボタンを押し続けなくてもワンタッチで自分の好きな高さに自動で合わせてくれます。
ここにはUSBポートが一つ付いているので、デスク奥からケーブルを引っ張ってくる必要なく手元で充電できるのも嬉しい。
アイデアを固めて、身体を柔らかく。
そしてここからは、集めた思考を形にしてく作業。腰を据えてグッと集中する必要があります。
ただ、ここでも作業はキーボードを使った執筆作業なのか、ペンを使ったデザイン作業なのかによって、もちろん姿勢も変わってくる。今度は身体が凝らないよう、デスクの高さを調整しながらストレスのない姿勢で作業をしていきます。
長時間同じ姿勢になりやすい座っての作業も1mm単位で高さ調節ができる『Flexi Spot E8』は、身体のストレスを最小限に抑えてくれるので集中力を途切れさせずに作業を続けられます。
天板と脚デザインの調和。
デスクなので機能だけでなく、そのデザインも気になるところ。電動昇降デスクなのでやはり「ガジェット感」は出てきます。部屋の雰囲気のよってはそれがメリットになると思いますが、柔らかい雰囲気にしたい人もいるはず。
Flexi Spotは天板のセット販売もありますが、脚だけの販売もされているので、普段から使っている天板を移植して部屋の雰囲気を壊さないようにして使うのもありです。
今回はFlexi Spotの中でもスタンダードなホワイト天板を選びました。天板裏にはねじ止め位置の仮穴が開けられているので、脚がずれてしまうことなく取り付けられます。
そして、個人的におすすめしたいのが、専用キャスター。脚だけで30kgを超えるデスクも、電源さえ確保できれば作業環境をそのままに簡単に景色を変えることができます。
上下の変化でも気分が変わるのに、移動までできたらもうそれは別次元。絶対に揃えておきたいアイテムです。
『E7』と『E8』の違い。
今回紹介しているのが『Flexi Spot E8』そして今まで使っていたのが『Flexi Spot E7』それぞれはFlexi Spotの中でも同じグレードのモデルでとても似ていますが、3つの違いがあります。
一つが昇降範囲。E7が58~123cmの範囲に対してE8が60~125cm約2センチほどE8が高く設定されていますがほとんど変わらないので気にしなくて良いと思います。そしてもう一つは、リモコン部分のUSBポート。先ほどお話ししましたが、E8にはUSBポートが用意されていますがE7は何もありません。
最後に個人的に1番気になる違い。それが脚の形状です。E8は楕円形、E7は四角形をしています。
デスクは書斎の顔だと思っているので、デスクの印象で部屋の印象が決まると言っても過言ではない。天板がその大部分を占めますが、デスク脚のデザインも重要だからこそ悩ましい。
今現在僕の部屋には「E8のホワイト」と「E7のブラック」が置いてありますが、ネイビー壁に映えるE8も馴染むE7もどっちもいいなと悩んでる最中です。
まとめ
僕のライフワークの中心となる部屋では欠かせなくなった電動昇降デスク。思考を纏める作業、アイデアを形にしていく作業。そのそれぞれでストレスない作業環境を構築するにはぴったりのデスクだと思うのでぜひ導入してみてください。